待ちに待ったシーズンです。
SMACプロチームは北から南まで日本全国でホットアクションを見せつけてくれているでしょう。私も河口で頑張っています。
さて、前回の林健太の紹介に続いて今回はレディースのトップサーファー間屋口香が登場です。
香は健太の1年後に我がSMACチームに入ってきました。きっかけは林健太と同様で私が両親に直談判して口説き落としたのです。
香が16歳の時でした。
それまで香はウィンドサーファーの父と母と一緒にハワイ・マウイ島に住んでいたのですが日本に帰国することになりました。
マウイ島へ12歳で渡った香は2年間の滞在期間ですっかりサーフィンの魅力にはまっていました。そしてジュニアで上手な日本人の女の子がマウイにいるという噂が私の耳にも聞こえてきていました。
当時私は、香のサーフィンは見てはいませんでしたがSMACチームにレディースのトップ選手がぜひ欲しかったので、サーフショップ・ホットスタイルの前さん、同じくバンクスの山さんの紹介で、ちょうど四国の海部に移り住んでこられた両親と香に挨拶させてもらいました。
チーム入りしてからの香は日本の高校へは通わず通信教育で勉強をしながらアマチュア選手として活動を始めました。
そして2001年にNSA全日本選手権でレディースチャンピオンを獲得。
その年の南アフリカ・ダーバンで開催されたISA世界選手権に日本ナショナルチームの一員として出場し世界11位。
翌2002年にプロフェッショナルへと転向。
香が18歳の時です。
この年は私にとっても忘れられないシーズンになりました。
当時、私は健太と香を車に乗せて日本全国のコンテスト会場を一緒に旅していました。そして九州の日向で開催された日向カップコンテストで香と健太が二人一緒『ダブル優勝』したのです。
私は度肝を抜かれてしまいました。
2人がセミファイナルに向かうときから『こうなったら2人でダブル優勝を狙え!』と激を飛ばしたその通りになったからです。
四国から九州への3人道中、そして四国への戻り道は2人のチャンピオンを乗せて凱旋する。まさにスポンサー冥利につきる嬉しい思い出です。
それから2003年と2005年にJPSAグランドチャンピオンを獲得。
それと同時にASPへと本格チャレンジを始め、今シーズンは開幕から好調にポイントを伸ばし先日7月3日から南アフリカのダーバンで開催された5☆WQSコンテスト『The MrPrice Pro』でもポイントを稼ぎ現在ランキング18位にくいこんでいます。
WCTクオリファイの足切りラインが最終ランキング12位前後ということなのであと1歩のところに位置しています。
国内のJPSAでも力強いスタートを切りました。
開幕戦となったクラマスでは男子と同じレベルのリッピング3連発をバーティカルに決めまくって勝ち進み、決勝ではタフな戦略で見事な逆転優勝を決めてくれました。
好調の理由は今年のスタートでのオーストラリア遠征がうまくいったからでしょう。試合の進め方で確実に勝ちを拾うことが出来るようになってきました。焦らずにしっかり試合に集中しています。頼もしくなりました。
コンテスト以外にもWCTトップサーファーのステファニー・ギルモア、ISA world junior championのサリー・フィッツギモンズ、ヨーロッパチャンピオンの二コール・モーガン ・・・等のメンバーらと共にインドネシア・ノーススマトラでのサーフトリップ取材へ日本代表として駆りだされるようになりました。カメラマンはオーストラリア出身のSwilly。この記事はUSAサーフィン雑誌、オーストラリアサーフィンライフ、そして日本では9月発売のサーファーガールズと世界各誌の紙面を飾ります。
こういった世界トップサーファーとの活動も語学堪能な香はすんなりと仕事をこなします。
WCTツアーに入っても充分に通用することでしょう。
SMAC サーフボード 代表 植田 昌宏
写真:インドネシア・ノーススマトラ